免疫組織データベース~いむーの



CD30

2005年6月22日

(Ki-1, Ber-H2)

クローン: Ber-H2 monoclonal

希釈倍率:x20    

抗原賦活化法:圧力鍋 (上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)

推奨陽性コントロール:扁桃、リンパ節など。反応性腫大を示す症例では、正常でも少数だが陽性細胞(主にimmunoblasts)が含まれている。

染色パターン:ゴルジ野+細胞膜。細胞質への陽性像は無視。ゴルジ野の染色性を必ず確認

反応性:正常ないし腫瘍性のT細胞

用途活性化B細胞および活性化T細胞に発現。 前述の如く、正常でも少数だが陽性細胞(主にimmunoblasts)が含まれている。これを過ってRS細胞やALCLとしないこと。 HIV, HTLV-1, EBVに感染した細胞あるいは一部のdecidual cellsも陽性となる(Blood. 1995 Jan 1;85(1):1-14. J Pathol. 2000 Apr;190(5):613-8.)

腫瘍では 古典的ホジキンリンパ腫classical Hodgkin  lymphomaのReed-Sternberg細胞のほぼ100%に発現。

未分化大細胞型リンパ腫Anaplastic large cell  lymphoma, cutaneous CD30+ lymphoproliferative dysorders (lymphomatoid papulosis, primary cutaneous ALCL) (Blood. 1995 Jan 1;85(1):1-14.)

nodular lymphocyte predominant Hodgkin lymphoma(NLPHL)のL&H cellsは陰性。散在性に陽性細胞がみられることがあるが、それはL&H cellsではなく非腫瘍性のCD30+ lympphoid blastsなので注意(Blood. 2000 Sep 1;96(5):1889-99)

他のリンパ腫にも時に陽性。(T-cell lymphoma, B-cell lymphoma, primary effusion lymphomaなど)

非リンパ系の腫瘍でも陽性となる。embryobal carcinoma, melanoma, mesothelioma, sarcoma等(Cancer. 1990 Oct 15;66(8):1732-7.)

注意: 上記の如くCD30-positiveはHodgkin, ALCLであることと全くイコールではないので注意。. 正常でも散在するCD30+ cellsと腫瘍細胞を確実に

区別すること。

 

CD30

執筆日:2005/05/23→6/22改訂

執筆者:神戸大学病院病理部病理診断科 伊藤 智雄  tomitoh@med.kobe-u.ac.jp

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