免疫組織データベース~いむーの



CD15

2005年7月4日

(Leu-M1)

 

クローン:   monoclonal (Becton)

抗原賦活化法:圧力鍋

(上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)

推奨陽性コントロール:扁桃。

染色パターン: Golgi±細胞膜

 

染色性および用途 正常では好中球、単球、組織球(顆粒状)、CMV感染細胞(John KC Chan. Tumors in lymphoretiucular system in Flercher et al. Diagnostic histopathology of tumors p1110)。→これらをReed-Sternberg細胞と間違えないこと! 細胞像の対比、Golgi stainingの確認!

ホジキンリンパ腫Hodgkin lymphomaにおけるReed-Sternberg細胞、Hodgkin細胞の確認。約75%に陽性(John KC Chan. Tumors in lymphoretiucular system in Flercher et al. Diagnostic histopathology of tumors p1121)。ただし、上記の様に、正常でも陽性細胞がリンパ節内には存在するので、これと誤認しないこと。

稀にALK-positive anaplastic large cell lymphomaにも陽性となるが、少数の腫瘍細胞に陽性となるのみ(Blood. 1998 Mar 15;91(6):2076-84)

組織球系腫瘍(John KC Chan. Tumors in lymphoretiucular system in Fletcher et al. Diagnostic histopathology of tumors p1110)

様々な上皮性腫瘍

Clear cell carcinoma vs York sac tumorの鑑別(前者は大部分強陽性、後者は一部弱陽性を示すのみ Am J Surg  Pathol. 2004 Nov;28(11):1499-505)

mesotheliomaはほとんど陰性、adenocarcinomaは比較的陽性率が高いことを利用し、両者の鑑別のパネルの一つとして用いられることがある。

 

 

執筆日:2005/06/16. 7/4小修正

執筆者:神戸大学病院病理部病理診断科 伊藤 智雄  tomitoh@med.kobe-u.ac.jp

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