CK18
2006年2月1日
(Cytokeratin 18)
クローン: DC10
メーカー:Novocastra
倍率:40
推奨陽性コントロール:sausage block
抗原賦活化法:Pressure cooker
染色パターン: 細胞質
(上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)
***以下旭川医科大学病院病理部三代川 斉之先生
分子量45kD のサイトケラチンで、通常サイトケラチン8と同時にほとんどの単層腺上皮に発現する。
抗サイトケラチン18抗体は、正常細胞ではほとんどの腺上皮細胞と皮膚以外の重層扁平上皮の基底細胞に陽性となる。腫瘍細胞では、すべての腺癌、乳癌、膀胱癌、未分化癌、子宮頸癌、肝細胞癌が陽性となり、扁平上皮癌では一般に陰性。
Bartek,J., Vojtesek,B., Staskova,Z., Bartkova,J.,Kerekes,Z. Rejthar,A. and Kovarik,J.: A series of 14 new monoclonal antibodies to keratins: Characterization and value in diagnostic histopathology.J. Pathol.(1991)
肝臓での染色例(北大)
執筆日:2006/2/1
執筆者:旭川医科大学病院病理部三代川 斉之先生(本文)