Olig2
2006年2月27日
クローン:
メーカー:
希釈倍率:
抗原賦活化法:
(上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)
推奨陽性コントロール:oligodendroglioma。
染色パターン:核
神経発生の胎生期にoligodendrogliaの分化に重要な転写因子。oligodendrogliomaの診断に用いられる。
Oligodendrogliomaと組織像で類似が見られるCentral neurocytomaでは陰性となるため鑑別に有用。Meningioma、ependymomaでは陰性。
注意:特異性は完全ではなくoligodendrocyte以外のgliaにも陽性を示すことがあり、olig 2陽性細胞の混在するastocytoma=oligoastrocytomaとは限らない。
1. Ohnishi et al. J Neuropath Exp Neurol 2003; 62: 1052-1059.
2. Yokoo et al. Neuropathology 2003; 23: A11.
↓oligodendrogliomaのHEとolig2染色結果
執筆日:2006/2/27
執筆者:北海道大学病院病理部 久保田佳奈子