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Burkitt lymphomaとdiffuse large B-cell lymphomaの鑑別

2006年3月7日

Burkitt lymphomaは非常に増生の速い腫瘍であり、迅速な診断・治療開始が求められる。しかし、diffuse large B-cell lymphomaとの鑑別は非常に難しい場合が多い。starry sky appearanceは両者にみられる。

下記に鑑別表を示す。

  Burkitt lymphoma Diffuse large B-cell lymphoma
細胞形態 中型で比較的均一 より大型でやや多形性を示すことが多い
MIB-1 95%以上に陽性 症例によってさまざまだが80%程度のことが多い
bcl-2 陰性(稀な例外も報告されている) 陽性で有れば通常はBLは考えづらい。陰性の場合は何とも言えない

この鑑別表を用いても難しいことも多い。

染色体異常:Burkittの染色体異常は(t8;14)(q24;q32)が有名で、他にt(2;8)(q12;q24), t(8;22)(q24;q11)がある。8q24のc-mycがchromosome 14, 2, 22のIg heavyあるいはlight chain geneにtranslocateしている。

↓Burkitt lymphoma

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執筆日:2006/3/7

執筆者:北海道大学病院病理部(現 神戸大学病院病理部) 伊藤 智雄

 

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