免疫組織データベース~いむーの



alpha SMA, αSMA

2006年1月18日

クローン: 1A4 

メーカー:Nichirei

希釈倍率: prediluted

抗原賦活化法:圧力鍋使用可能。通常はin machineの賦活化。

(上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)

推奨陽性コントロール: spring roll.

染色パターン: 細胞質

以下、札幌医科大学医学部病理診断学 長谷川 匡先生

性状:平滑筋細胞の細胞骨格蛋白で, αアクチンミクロフィラメント

分布:平滑筋細胞とその分化を示す腫瘍, 筋線維芽細胞とそれへの分化を示す腫瘍

用途(伊藤追記):

・筋原性腫瘍の診断:平滑筋腫など。より特異性高い診断をする場合にはdesminやh-caldesmonなどの併用が推奨される。

・筋上皮の描出:乳腺、唾液腺などで筋上皮を描出するために用いられる。従来は乳腺にて浸潤性・非浸潤性の鑑別に頻用されたが、間質のmyofibroblastsの陽性との区別が難しい場合があり、p63がより頻度高く用いられる傾向にある。

・筋層の描出:消化管や膀胱などで粘膜筋板や固有筋層を染め、深達度判定の参考にすることがある。ただし、myofibroblastsの陽性がやはり問題となり、desminがより優れる。膀胱では粘膜筋板と筋層の区別も問題となるが、smoothelinが有用である。

(追記ここまで)

・筋線維芽細胞とそれへの分化を示す腫瘍の診断

IMT

炎症性筋線維芽細胞腫瘍 inflammatory myofibroblastic tumor (IMT):リンパ球、形質細胞を伴って大型紡錘形細胞が疎らに増殖する

紡錘形細胞の細胞質にa-smooth muscle actinが陽性

IMT-SMA

執筆日:2006/1/18

執筆者:札幌医科大学医学部病理診断学 長谷川 匡先生(本文)

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