免疫染色を用いた明細胞腺癌と漿液性腺癌の鑑別
2009年6月1日
HNF-1β | 感度82.5%、特異度95.2%でclear cell adenocarcinoma |
WT-1 | 感度79.9%、特異度97.4%でhigh grade serous adenocarcinoma |
ER | 感度75.8%、特異度87.8%でhigh grade serous adenocarcinoma |
以上の3抗体を用いたパネルで感度86.1%、特異度95.6%でhigh grade serous adenocarcinomaの診断が可能であった。
他に、p53、Ki-67、p21、cyclin Eを検討しているが、上記の3パネルのみで十分との結論。
Am J Surg Pathol. 2009 Jan;33(1):14-21.
執筆日:2009/6/1
執筆者:神戸大学病院病理部 伊藤 智雄 tomitoh@med.kobe-u.ac.jp