in situ hybridizationと免疫染色の重染色
2009年7月13日
EB ウイルス関連悪性リンパ腫などにおけるT, B細胞系マーカーとEBER-ISHなど、免疫染色とin situ hybridizationの重染色が求められる場合がある。単純にin situ hybridization後に免疫染色のプロセスを加えるのみで可能である。
神戸大学に於けるプロトコール(EBER-ISHとCD20の場合)
Ventana BenchmarkによるEBER-ISH
封入はせず、免疫染色ステップに進む。
↓
Manualによる免疫染色
※このプロトコールではVentanaのISHにてすでに熱処理がされており、改めての抗原賦活化は不要。 発色剤はPermaRedあるいはPermaBlue, VulcanFastRedなど、適宜選択する。
1) 一次抗体 CD20(Dako N1502 clone L26) 30min RT
2) 洗浄 Buffer 5min x3
3) 二次抗体 MACH 2 Double Stain 2 #1 30min RT
4) 洗浄 Buffer 5min x3
5) 発色 PermaRed 10min RT
6) 水洗
7) 封入
執筆日:2009.07.13
執筆者:神戸大学医学部附属病院病理部 柳田絵美衣、伊藤智雄