H3.3 G34W
2021年2月22日
抗体名: anti-histone H3.3 G34W
クローン: clone RM263 (rabbit)
メーカー: RevMAb Biosciences
希釈倍率:1:1500
推奨陽性コントロール: 骨巨細胞腫
陽性パターン: 核
信頼できる骨巨細胞腫のマーカー。良性、悪性とも陽性となる。
骨巨細胞腫においてH3.3 G34W( Gly34Trp (p.G34W) )が特異的な変異であることが見いだされ※、そのsurrogate markerである anti-histone H3.3 G34W rabbit monoclonal antibodyを用いた免疫染色が極めて診断に有用である。
Amaryらの報告によれば96%の骨巨細胞腫で陽性となった。特異度は極めて高く、形態的に類似するaneurysmal bone cyst、chondroblastoma, osteosarcomaなどは陽性とならない。
※稀なvariantとしてG34L, G34V, G34Mもある
(2021.2.22 伊藤 智雄)