免疫組織データベース~いむーの



Crostridium difficile Toxin A

2006年8月31日

抗体名:Crostridium difficile Toxin A ラビットポリクローナル抗体

メーカー:Biogenesis

希釈倍率 200倍(一次抗体 室温3時間 SAB法)

抗原賦活化 プロテアーゼK (DAKO)

推奨陽性コントロール 偽膜性大腸炎の解剖例

(上記は土浦協同病院での条件。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)

 

用途

偽膜性大腸炎が疑われる解剖例、生検例におけるCDトキシンA の証明に有用である。

・感染病巣の中の菌体に反応する。

・ホルマリン固定パラフィン切片で良好な反応性を示す。

・当院での検討の結果、大腸菌、ピロリ菌などには反応しないが、黄色ブドウ球菌には強く交差した。

症例提示 ※写真をクリックすると大きい写真をみることができます。

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 大腸の炎症病巣中に菌が巣状に検出される
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 拡大
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 肝臓に巣状壊死を伴う著明な鬱血、炎症像があり、ここにも菌体が証明される

 

 

執筆日:2006/8/31

執筆者:総合病院 土浦協同病院 病理部 池田 聡、鈴木恵子

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