CD68
抗体:Dako, mouse monoclonal, PG-M1
※以前はKp-1がよく用いられたが、PGM1のほうが特異度が高い。Kp-1はgranulocytic sarcoma(M1-5)でも陽性となるが、PGM1はM4(急性骨髄単球性白血病)、M5( 急性単球性白血病)でしか陽性とならない。
希釈倍率:×150
推奨陽性コントロール: spring-roll
染色パターン: 細胞質顆粒状
ヒト単球および組織マクロファージ(M1)で高発現する110kDaのI型膜貫通糖タンパク質。
■単球組織球系病変/腫瘍の診断に用いられる。
・histiocytoc sarcoma
・plasmacytoid monocytic lymphoma
・Langerhans cell histiocytosis
・Interdigitating dendritic cell tumor
等
■特異度は完全でないので注意する。CD163も加えて検討すると良い。
執筆日:2024/10/10
執筆者:神戸大学病院病理部病理診断科 伊藤 智雄