抗体データベース

H3.3 K36M

抗体;RevMAb, Anti-Histone H3 K36M Rabbit Monoclonal Antibody Clone RM193; Histone H3 K36M Mutant

推奨陽性コントロール: 軟骨芽細胞腫
陽性パターン: 

軟骨芽細胞腫chondroblastomaはH3.3 K36M (Lysin 36 mutation to methionine)を有することがわかり、surrogate markerも登場し、その診断に極めて有用である。軟骨芽細胞腫骨巨細胞腫と類似した形態を示す部分像を呈するが、骨巨細胞腫はこの変異を有さないため、鑑別に極めて有用である(骨巨細胞腫は主にH3.3 G34W)。

chondoblastomaであるが、骨巨細胞腫と類似した形態を部分的に示す
H3.3 K36M陽性でchondroblastomaと診断可能

執筆日:2024/10/21
執筆者:神戸大学病院病理部病理診断科 伊藤 智雄