α-internexin
(Alpha Internexin)
抗体:abcam, ab40758, Rabbit monoclonal [EP676Y] to alpha Internexin, x300
(上記は神戸大学使用抗体で一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)
乏突起膠腫Oligodendrogliomaにおける1p/19q共欠失のsurrogate marker
1p/19q共欠失、すなわち染色体1番短腕(1p)と染色体19番長腕(19q)の欠損は乏突起膠腫oligodendrogliomaに特異的であり、特に退形成性乏突起膠腫anaplastic oligodendrogliomaは非欠損例に比較して化学療法感受性が高く、また予後も良好であるという重要な知見も示された。
α-internexin (Alpha Internexin)は免疫組織化学によって1p/19q共欠失を検索するためのsurrogete markerとして紹介された。ただし、感度、特異度とも80-90%、特異度は80%台の報告である。
2024/10/07
神戸大学医学部附属病院病理部病理診断科 伊藤 智雄