Cathepsin K
抗体:Abcam, Anti-Cathepsin K 抗体 [3F9] (ab37259)
Cathepsin Kは、システインプロテアーゼの一種で、主に骨のリモデリングに関与する。破骨細胞によって分泌され、骨代謝や骨関連疾患との関連が知られている。
■病理診断における有用性
・破骨細胞マーカーとして。ただし線維芽細胞なども陽性となる。
・骨巨細胞腫、悪性黒色腫、明細胞肉腫などに陽性となるようだが、診断的な有用性は低いものと思われる。(Am J Clin Pathol. 2013 Feb; 139(2): 151–159.)
・腎の血管筋脂肪腫(Mod Pathol. 2012 Jan;25(1):100-1)
執筆日:2024/10/07
執筆者:神戸大学病院病理部病理診断科 伊藤 智雄