CK19
抗体:Leica, Cytokeratin 19, PA0799
(上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)
推奨陽性コントロール:消化管、非角化型扁平上皮など
染色パターン:細胞質+一部膜
低分子量サイトケラチン。
単なる上皮性マーカーとして用いられることは少ない。おもな用途は肝における胆管の検索と思われる。CK7もこの目的で用いられる。
ductopenia、CNSDC、ductular proliferation (ductular reaction)などの評価によく使用され、肝移植後の生検などではルーチンで染色されることも多い。
執筆日:2024/10/16
執筆者:神戸大学病院病理部病理診断科 伊藤 智雄