Synaptophysin
2006年1月27日
クローン: SY38
メーカー:DAKO
希釈倍率: x20
抗原賦活化法:圧力鍋
(上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)
推奨陽性コントロール: PNET
染色パターン: 細胞質
***ここまで北大病理部記入***
以下、札幌医科大学医学部病理診断学 長谷川 匡先生
性状:神経細胞のpresynaptic vesicleに存在する蛋白
分布:神経内分泌細胞とその腫瘍, 神経芽腫。優れた神経内分泌マーカーでchromogranin Aが陽性となり難いsmall cell carcinomaなどで特に有用。
神経芽腫 neuroblastoma:不整な核を持つ小型円形細胞が小胞巣状に発育する
↓
腫瘍細胞の細胞質にsynaptophysinが陽性
執筆日:2006/1/27
執筆者:札幌医科大学医学部病理診断学 長谷川 匡先生(本文)