CK CAM5.2
2006年1月28日
(Cytokeratin CAM5.2)
クローン: CAM5.2
メーカー:Becton
倍率:5
抗原賦活化法:Pressure cooker
(上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)
***以下旭川医科大学病院病理部三代川 斉之先生
推奨陽性コントロール:sausage block
染色パターン: 細胞質
ほとんどの上皮細胞を認識する抗体。正常組織では扁平上皮以外の多くの上皮細胞で強陽性を示すが、膵ラ氏島の内分泌細胞や肝細胞は中等度の染色性しか示さない。扁桃組織では扁平上皮も中等度~強陽性となるが、FDC(follicular dendritic cell)は弱~中等度陽性である。また、食道の扁平上皮では陰性~基底細胞のみ中等度陽性となる。
腫瘍では、扁平上皮癌以外の上皮性腫瘍で強陽性となり、肺の神経内分泌細胞癌でも強陽性像を示す。
(写真は北大)
執筆日:2006/1/28
執筆者:旭川医科大学病院病理部三代川 斉之先生(本文)