免疫組織データベース~いむーの



E-cadherin

2006年3月1日

クローン: 4A2 C7 (Zymed) 新クローン→(EP700Y 各社あり)

希釈倍率:希釈済み

賦活化:圧力鍋

(上記は北大での条件)

推奨陽性コントロール:乳管上皮(乳腺疾患の鑑別に利用するため) 染色パターン:細胞膜
カルシウム依存性の、上皮細胞の接着分子であり、様々な上皮の構築維持に関与している。
・日常の病理診断レベルでは、乳腺における乳管癌と小葉癌との鑑別に用いる。すなわち、乳管癌は一部の症例を除き陽性所見を示すが、小葉癌は常に陰性である。

【pitfall】Aberrant Expression of E-cadherin in Lobular Carcinomas of the Breast The American Journal of Surgical Pathology: May 2008 – Volume 32 – Issue 5 – pp 773-783(2009.06.09追記)

* 写真:浸潤性乳管癌症例における膜染色性。

※近年rabbitの高性能のクローンが登場している E-cadherin (EP700Y)

Ecad

 

 

執筆日:2006/3/1

執筆者:東北大学病院病理部 森谷卓也

ページの先頭へ