唾液腺腫瘍の診断に役に立つ免疫染色
2007年9月1日
※下記は筆者によるサイト唾液腺腫瘍の病理診断Histological Diagnosis of Salivary Gland Tumorsからの抜粋です。 リンクも全てそのサイトへのものです。最新バージョンに関しては、サイトを参照して下さい。 |
1)筋上皮細胞への分化の確認
① α-smooth muscle actin
② Calponin
③ p63
④ GFAP
ASMA | ||||||
MSA | ||||||
Calponin | ||||||
p63 | ||||||
GFAP | ||||||
s-100 | ||||||
AE1/AE3 |
ASMA: α-smooth muscle actin
MSA: Muscle specific actin (HHF-35)
HHF-35,S-100,AE1/AE3,34βE12,CK5/6,CK14などの染色性については,「 唾液腺の組織像と免疫染色所見」や「多形腺腫の免疫染色所見」,「腺様嚢胞癌の免疫染色所見」の項を参照してください.
2)真の腺腔の確認
EMA (epithelial membrane antigen)
3)オンコサイトの確認
4)唾液腺導管癌の診断(「唾液腺導管癌の組織像と免疫染色所見」の項参照)
① GCDFP-15 (gross cystic disease fluid protein-15)
② AR (androgen receptor)
※このサイトに示す画像および文章のコピー,無断転用を禁じます.
Working Groupより:今回は森永先生のサイト唾液腺腫瘍の病理診断Histological Diagnosis of Salivary Gland Tumorsとの相互リンクにて、一部を「いむーの」内に掲載して頂きました。他に様々な情報があり、唾液腺の診断をする上で大変有用なサイトですので、是非訪れてみて下さい。 |
執筆日:2007/9/01
執筆者:森永正二郎 北里研究所病院病理科