アミロイドの染色:チオフラビンT染色
2009年3月31日
チオフラビンT(Thioflavine T)染色はアミロイドに対して最も特異性が高い方法である。
染色した標本を蛍光顕微鏡で観察してアミロイドを確認する。
染色法
1)脱パラ・水洗
2)ヘマトキシリンで核染
3)水洗・色だし
4)チオフラビンT液 3分
5)水洗
6)1%酢酸液で分別 10分
7)水洗
8)乾燥・流動パラフィンで封入
9)蛍光顕微鏡で観察
*チオフラビンT液 :チオフラビンT 1g+ 蒸留水 100ml
チオフラビンT染色ではアミロイドの部分が緑色蛍光を発する。
偏光顕微鏡で観察することにより、アミロイド沈着部分は緑色偏光を発する
執筆日:2009.03.31
執筆者:神戸大学病院病理部 山田寛