EMA
2006年1月28日
クローン:E29
メーカー:DAKO
希釈倍率:x100
抗原賦活化法:圧力鍋
(上記は一例に過ぎません。抗体は必ずしも全てのメーカーを比較して選択しているわけではありませんので、必ずしも”推奨メーカー”という意味ではありません。)
推奨陽性コントロール: spring roll.
染色パターン:細胞膜 and/or 細胞質
***ここまで北大病理部での条件***
以下、札幌医科大学医学部病理診断学 長谷川 匡先生
性状:上皮細胞の高分子量膜糖蛋白 (milk fat globule protein)
分布:上皮細胞とその腫瘍, 形質細胞, 上皮様軟部腫瘍, 中皮腫, 髄膜腫, 神経周膜細胞およびそれに由来する末梢神経鞘腫瘍( (EMA+, S100-)など その他、 Anaplastic large cell CD30+ lymphoma、nodular lymphocyte predominant Hodgkin’s diseaseにおけるL&H cellsなども陽性。
滑膜肉腫 synovial sarcoma (SS):不整な管腔構造をとる上皮様細胞と紡錘形細胞からなる二相性パターンを示す
上皮様細胞の細胞質と膜にepithelial membrane antigenが陽性
執筆日:2006/1/28
執筆者:札幌医科大学医学部病理診断学 長谷川 匡先生(本文)